[King Gnu「AIZO (愛憎)」歌詞]
LUV ME
HATE ME
LUV ME
KILL ME
愛憎愛憎渦巻いて
大東京狂騒歌って
廻れ廻れ時代の
生き恥にずぶ濡れで
愛憎愛憎を喰らって
参ろう大層な様で
離れ離れで終いよ
然らば又逢いましょう
ドラマチックに溺れて
未完成な私を認めて
気休めのフィクション
嘘と真の不協和音
出来損な愛でも許して
構わない 此の舞台生き抜いて
咬ませ狗の武者震い
ヤラレっぱなしじゃ
大人しくはなれない
LUV ME
正しさばかりで
HATE ME
全部奪って
LUV ME
愛憎塗れで
KILL ME
此処を連れ出して
愛憎愛憎抱き合って
最高潮よ何時だって
騙し騙しで良いの
代償なんて気にしないよ
愛憎愛憎に足宛いて
外交愛想振り撒いて
万物問答無用で終いよ
然らば又逢いましょう
夢見心地で嘘みたいだろう?
今の東京では正気じゃ居られない
甘い言葉で疼かせて
今が最高とそう思わせて
情けは無用ね
世情無常で一生平行線ね
愛憎塗れで
此処を連れ出して
LUV ME
正しさばかりで
HATE ME
今日も無情いね
LUV ME
愛憎塗れで
KILL ME
心剥き出しで
愛憎愛憎渦巻いて
大東京狂騒歌って
廻れ廻れ時代の
生き恥にずぶ濡れで
愛憎愛憎を喰らって
参ろう大層な様で
離れ離れで終いよ
然らば又逢いましょう
愛憎愛憎抱き合って
最高潮よ何時だって
騙し騙しで良いの
代償なんて気にしないよ
愛憎愛憎に足宛いて
外交愛想振り撒いて
万物問答無用で終いよ
然らば又逢いましょう
LUV ME
正しさばかりで
HATE ME
全部奪って
LUV ME
愛憎塗れで
KILL ME
此処を連れ出して
LUV ME
正しさばかりで
HATE ME
今日も無情いね
LUV ME
愛憎塗れで
KILL ME
心剥き出しで
要約(サマリー)
この歌詞は、愛と憎しみが激しく交錯する現代都市・東京を舞台に、矛盾だらけの感情を抱えながら生きる人間の姿を描いた楽曲です。
「LUV ME / HATE ME / KILL ME」という極端な言葉が象徴するように、求め合い、傷つけ合い、それでも離れられない関係性や社会との摩擦が、狂騒的でドラマチックに表現されています。
未完成で不器用な愛や嘘まみれの現実を抱えながらも、「この舞台を生き抜く」覚悟と衝動が、激しい言葉とリズムで描かれています。
歌詞の意味・解釈

①「愛憎」が支配する世界
この歌詞の中心にあるのは、愛と憎しみが分離できない感情です。
「愛憎愛憎渦巻いて」「愛憎を喰らって」という表現は、感情そのものが生きる糧であり、同時に自分を蝕む毒でもあることを示しています。
愛したい、愛されたい。
でも、裏切られ、傷つき、憎んでしまう。
その矛盾を否定せず、むしろ丸ごと抱え込んで生きる姿勢が描かれています。
② 東京=狂騒の舞台
「大東京狂騒歌って」「今の東京では正気じゃ居られない」というフレーズから、東京は単なる都市ではなく、
欲望・虚飾・競争・孤独が渦巻く巨大な舞台として描かれています。
ここでは正しさだけでは生きられず、
嘘や演技、愛想や欺瞞を使い分けなければならない。
その中で人は「生き恥にずぶ濡れ」になりながらも、前に進むしかありません。
③ 未完成な自分と、出来損ないの愛
「未完成な私を認めて」「出来損な愛でも許して」という言葉は、
完璧ではない自分、綺麗ではない愛をそれでも肯定したい叫びです。
ここでの愛は理想的なものではなく、
依存や嘘、痛みを含んだ不格好な愛。
それでも「構わない 此の舞台生き抜いて」と歌うことで、
傷だらけでも生き続ける意思が強調されています。
④ LUV / HATE / KILL が示す本音
「LUV ME」「HATE ME」「KILL ME」は、
相手や世界に対する極端な感情の振れ幅を象徴しています。
- 愛してほしい
- 憎まれてもいい
- いっそ壊してほしい
- この場所から連れ出してほしい
それは破壊願望でありながら、同時に救済を求める叫びでもあります。
「心剥き出しで」という言葉が示すように、虚飾を脱ぎ捨てた本音がここにあります。
⑤ 別れと再会を繰り返す宿命
「離れ離れで終いよ/然らば又逢いましょう」という反復は、
人間関係も時代も、終わりと再会を何度も繰り返す運命であることを示しています。
完全な決着はなく、
答えも救いも曖昧なまま、また次の狂騒へ戻っていく。
それでも生きることをやめない――その姿勢こそが、この歌詞の核心です。
総合的な意味
この歌詞は、
「正しくなくても、矛盾していても、感情にまみれながら生きるしかない現代人の叫び」
を、愛憎という言葉で極限まで研ぎ澄ませた作品です。
綺麗ごとを拒否し、
痛みも嘘も欲望も抱きしめたまま、
今日も東京という舞台で生き抜く――
そんな強烈で危うい生命感が込められています。